一人暮らし男子の部屋

家に帰るのが楽しみになる 一人暮らし男子のおしゃれ部屋の作り方

まだまだテレワーク中の企業が多い中、在宅仕事をする自宅の環境を見直したい人は多いはず。どうせならオシャレで居心地よく、人を呼べる部屋にしたいですよね。今回は毎日仕事を頑張る、働く一人暮らし男性のお部屋作りについてご紹介します。1Kでも居心地よく、部屋を広々と使えるインテリアのコツを、ガジェットブロガーのタカヒロさんに聞いてみました。

一人暮らし男子の部屋をオシャレにするコツ

現在、10畳の1Kのお部屋で暮らすタカヒロさん。社会人になってからずっとやりたいと思っていた「大好きなモノに囲まれた居心地のいい部屋に住む」という夢に、仕事が在宅勤務になったタイミングで本気で取り組んでみたそう。(※このお部屋は10月末で引っ越し済み)

お部屋が完成に近づいてきたタイミングで、部屋の写真をツイッターに投稿してみたところ、4000近いいいねがつきました。

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オシャレ部屋を作るコツ①
色を統一する

――とてもオシャレなお部屋づくりをされているタカヒロさんですが、ひとり暮らし男子のオシャレ部屋を作るコツを教えてください!

タカヒロさん 黒のアイアンと木材でインテリアの色数を抑えた部屋作りを意識しています。木材の家具はカフェっぽい雰囲気を簡単に作れるのでおすすめです。僕はオーク材やパイン材を用いた濃すぎず・薄すぎずない色(中間色)のインテリアを選んでいます。家具によって木材の色味はどうしてもばらつきが出てしまいますが、中間色の木材を軸にインテリアを揃えていくと多少色味がばらついても統一感が失われません。

それから、規則性をもたせるために、同じメーカー、ブランドのものを買ってそろえたりもしています。

オシャレ部屋を作るコツ②
情報量をある程度増やす

――タカヒロさんのお部屋は物が少なすぎるわけではないのに、とてもオシャレに感じますね。

タカヒロさん 部屋はそのままだと白い壁の面積が多いので殺風景になります。ほどよい情報量が綺麗に整理されているとオシャレと感じられるので、窓は重要な要素のひとつです。窓が多い部屋は殺風景な雰囲気になりづらいし、窓からの光がインテリアにいい雰囲気の陰影を付けてくれるので、おしゃれな空間を作りやすいです。次は角部屋で2方向から採光が取れる場所に住みたいなと考えています。

それから、片方の窓をカーテンではなくブラインドにしていて、これもお部屋をすっきり見せるコツだと思います。

オシャレ部屋を作るコツ③
部屋の広さが10畳以上ある

――オシャレなお部屋を作るのに必用な間取りはどれくらいでしょうか?

タカヒロさん 間取りが10畳くらいあると、ベッドとソファという部屋の主役になる2つを置けるのでおすすめです。主役となるこの2つのアイテムは本当に自分が好きな物を選びたいですね!

オシャレ部屋を作るアイテム5選

アイテム①
一室多灯の空間にする

――オシャレなお部屋を作るのにおすすめのアイテムについても教えてください。

タカヒロさん 大きなシーリングライトのみだと部屋が簡素な感じになってしまうので、小さいスタンドライトを置いたり、ランタン型のライトを置いたりして、部屋の目立たせたい場所を明るくする、メリハリを付けるようにするとおしゃれな感じになります。明かりが分散されることで、夜、電気をつけたときのリラックス効果もあるのでおすすめです。

アイテム②
ポスターを飾る

――貼られているポスターもとてもオシャレです。

タカヒロさん ポスターを貼るのはおすすめです。僕は黒ブチの額縁に楽天で買ったポスターを入れて飾っています。統一性をもたせるために文字のフォントをそろえているのも工夫ポイントです。

アイテム③
観葉植物

――観葉植物も上手に配置されているなと思いました。

タカヒロさん 観葉植物はフェイクと生きてるものを混在させて置いています。ポトスやゴムの木は枯れづらいので素人さんにもオススメです。植物を部屋に置くことでまとまった印象を与えることができます。それに植物は単純に癒しになるし、かわいいですからね。

アイテム④
ラック

――そのほか、おすすめアイテムは何でしょうか。

ラックも工夫しています。おすすめは「ワイエムワールド」の5段ラック。複数の物をグルーピングして飾れるので、物が多くてもごちゃごちゃせず、オシャレな印象になりますよ。

アイテム⑤
つっぱり棒

――5つめもお願いします。

つっぱり棒です。白ではなく、黒いつっぱり棒を使うと、生活感が出にくく、つっぱり棒だとわかりにくいのでおすすめ。つっぱり棒はYouTubeのルームツアー動画でも人気のアイテム。

お部屋作りで失敗しないためには?

――いざアイテムをそろえよう、となったときに心配なのは「家具選びなど、買い直しが難しい物の失敗」かと思います。失敗しないお部屋作りのコツはありますか?

タカヒロさん まず、お部屋選びというところで言うと、柱のない正方形の部屋を選ぶと良いです。家具を配置しやすいので。そして家具選びを失敗しないためには、一気にすべてを買い揃えないことです。早く買い揃えたくなってしまうのですが、焦らず、半年くらいかけて、一つずつ増やしていく。僕は最初にソファを買って、それに合わせて、他のものを足していきました。あとは物を増やしてもロボット掃除機が通れるスペースはしっかり確保することや、コンセントの位置まで考えてしっかり配置していくと失敗が少ないと思います。

――家具選びってセンスが問われるので難しいと思っていましたが、できそうな気がしてきました。

タカヒロさん 難しくはないですよ(にっこり)。ある程度の規則性に基づいて家具を選んでいけばまとまった雰囲気の空間は作れると思います。ただ、それだけだと単調になるのでアクセントになるような家具があると良いですね。

僕の部屋は長方形の天板の家具が多いので丸い天板の机を置いたりできるともっとお洒落になる気がしています、丸い天板のものを置いたり、もう少し変化をつけたらもっとオシャレになる気がしています。

――家具のお店でお気に入りはありますか?

タカヒロさん LAWYA、モダンデコ、エアリゾムインテリア、UNICO、クラッシュゲイトなどはよく利用しています。安い家具は天板がプリントのものが多いですが、そういったものは避け、本物の木を用いた質感の良い商品を選んでいます。

ついつい殺風景になったり、ごちゃごちゃしてしまう一人暮らしのお部屋も、ちょっとしたコツを実践すれば帰りたくなる、くつろげる空間に変身させられます。今回ご紹介したコツを取り入れて、ぜひ自分なりのお部屋作りを楽しんでみてください。

Text by 藤坂 美樹