おうち時間が増えた今、お部屋を快適に過ごせる空間づくりに注⽬が集まっています。リフォームや買い足しもいいけれど、せっかくなら愛着をもって使えるものをDIYで制作してみたいもの。そこで今回は、ズボラ&DIY初心者のライターの船橋が、ホームセンター「カインズ」のDIYワークショップに潜⼊。ものづくりの楽しさを学びます。
DIYど素人がカインズのDIYワークショップへ

DIYを「ライフスタイル(生活文化)」にすることをめざす「DIYer100万人プロジェクト」という取り組みを行なうカインズ。店舗によってはDIY、工作、作業場として利用できるカインズ工房でワークショップを開催しているそう。

そんなウワサを聞きつけて、DIY経験が皆無のライター船橋がやってきたのは、「カインズ幕張店」。なんと、この店舗には、DIYの楽しさを伝え、初心者にもやさしくサポートしてくれる「DIYキャプテン」がいるのだとか。
帽子スタンドやカッティングボードバスケットなど、さまざまなワークショップを展開する「カインズ幕張店」。今回挑戦するのは、インテリアにもよく馴染む梯子型の「折りたたみラダー」です。そのままタオルやストールなどをかけてディスプレイできるだけでなく、折り畳んで収納することもできるそう。

おしゃれですてきなものを作れるのはいいけれど、柱とレールを接着したフレームを2つ制作し、さらにそれを蝶番でくっつけるという工程を聞くと、やはり初心者にとってはハードルが高そうな気も……。そんな不安が顔に浮かんだライター船橋に「元々、私も全くの素人だったんです。だから初めての人の気持ちがよくわかります」と声をかけてくれたのは、DIYキャプテンのあまがいさん。そう、この女神のように優しい人が、今回のワークショップの先生です。
\教えてくれたのは、この人/

「お子さんから大人まで楽しめるワークショップになっているので、初心者の方でも大丈夫ですよ。何よりDIYで作ったアイテムは、愛着が湧いてめちゃくちゃ大切なものになるし、作る過程まで愛おしくなりますよ」
そんな言葉に救われつつ、ワークショップがスタート。早速手を動かして「折りたたみラダー」を作っていきます。
いざ、「折りたたみラダー」作りに挑戦!
【使用する材料&道具】

・木材2種類(カット済)
・ビス
・蝶番
・メジャー、定規
・電動ドライバー など
ステップ1:木材にビス用の印をつける
【1】レール用の木材を接着するため、柱となる木材にビス用の印をつける

【2】レール用の木材に下穴用の印をつける
「きっちり測る人もいますが、感覚で印をつける方も」というあまがいキャプテンの言葉を聞いたライター船橋は、「じゃ感覚でいっちゃいますね」と初心者のくせに即座にフリーハンドスタイルに転換。
ステップ2:ビスを打って柱とレールを接着する
【1】印をつけた柱にビスを7割くらい打つ

【2】レール用の木材に下穴を開ける

電動ドライバーを初めて使う船橋に、手取り足取りレクチャーしてくれるあまがいキャプテン。手厚いサポートのおかげで、次第に純粋にものづくりを楽しむ余裕が生まれてきました。

【3】柱とレールの接着の儀

電動ドライバーの使い方に小慣れて気をよくしたところで、今回の最大の難関、柱とレールの接着へ。レールを引き寄せつつ、柱にビスを打ち込むのは、簡単そうに見えて初心者にとっては難儀。うまくはめこめずに頭を抱えていると、「あ、ビスを打つ位置がズレてますね」とあまがいキャプテン。

なんということでしょう。ここにきて、ステップ1でライター船橋が手抜き的に感覚でつけた印がずれていたことによる不具合が発生……。
取材陣のため息が聞こえそうな空気が漂う中、「もう一度ビスを打ち直せば、キレイに直りますよ!」とあまがいキャプテン。一人だったら、心が折れていたかもしれませんが、気を取り直して再挑戦!

そして再びあまがいキャプテンの手を借りながら、ビスを打ち直してしっかり接着させることに成功。ありがとう×100(泣)!
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ステップ3:2つのフレームをくっつけるため、蝶番を取り付ける
【1】木材に蝶番をマスキングテープで固定し、ビスを打つための下穴を開ける。

【2】電動ドライバーでビスを打ち、蝶番を取り付ける

ラダーらしきものが完成!?
2つの柱を作り、それを蝶番でつなぎ合わせたのがこちら。

「え、もうこれ完成じゃん!」と喜ぶライター船橋に、「やすりをかけたら、色を塗っていきましょう!」とあまがいキャプテン。おお、なるほど、なるほど。はやる心を抑えながら、やすりをかけていきます。

すると、細かいところまで念入りに美しく仕上げたくなってしまってもう大変。こだわり出したらノンストップ。「もうすでに愛おしい」とライター船橋がボソリとつぶやきます。
ステップ4:カラー材を塗る

すでにDIYにどハマりしている様子のライター船橋は、10種類以上も用意するカラーの中から、撥水効果のある「ブラウン」をチョイス。これを塗ってはウエス(布)を拭き取っての繰り返し。
DIYに目覚めたとはいえ、途方もない作業にさすがに嫌気がさしているだろうと思いきや、ライター船橋はこの熱中具合。もはや職人のようではないか……。

\そして完成したのがこちら!/

真ん中のかわい子ちゃんがライター船橋作のラダー。思わずニンマリしてしまうくらいの出来栄えに、このご満悦顔です……。

手取り足取りレクチャーしてくれる「カインズ工房」のDIYワークショップ。無心でものづくりに熱中する時間は楽しいし、出来上がったアイテムは愛着いっぱいで大切にしたくなるしで、想像以上にすてきな時間を過ごすことができました。
DIYデビューしてみたいけれど何から始めてよいかわからない方や、新しい趣味を見つけたい方、オリジナリティのある家具でおうち時間を充実させたい方、そして夏休みに向けて自由研究の題材を探しているご家族など、いろんな方におすすめできるワークショップです。ぜひ感染状況が落ち着いているタイミングで、足を運んでみてくださいね。
「カインズ幕張店」
住所:千葉県習志野市芝園1-2-1
TEL:047-408-2500
営業時間:9:30~20:00
ワークショップの情報はこちらからチェック!
※工房は改装のため、7/5~16休業。7/17よりソフトオープン、7/21よりグランドオープン予定。
Text by 船橋 麻貴 Photo by 天沼 彩