等身大の自分で勝負する。モデル・鈴木志遠が語る芸能界デビューからテラスハウス出演、そして現在まで

引越しには、ドラマがある。あの日、あのとき、どんな想いで新生活をスタートしたのか、そして当時の経験が今にどうつながっているのかを伺うインタビューです。

今回お話を伺ったのは、モデルの鈴木 志遠(すずき しおん)さん。芸能界デビューのきっかけから、テラスハウスでの共同生活で感じたこと、そして現在考えている引越しのことについてお話いただきました。

芸能活動の開始から、共同生活を始めるまで

鈴木さんが芸能活動を本格化させたのは、大学4年在学時のこと。元々芸能活動をしていたものの、なかなか仕事を得られず、一般企業への就職という道を模索し始めた最中でした。

「最後に一度挑戦しようと思っていたオーディションに合格し、雑誌『FINEBOYS』の専属モデルに抜てきしていただきました。正直それまで『自分には芸能の仕事は厳しいのではないか』と感じていたので、驚きと喜びがありましたね」

− 写真を撮られるのが苦手だそうですが、なぜ芸能の世界に入り、モデルの仕事をしようと考えたのですか?

「僕は3歳からずっとサッカーに打ち込んでいたのですが、全国大会出場を目標としていたので、高校卒業後は漠然と次の目標を見つけたいなと考えていました。そんななか、度々スカウトされる機会があり、芸能の仕事に興味をもちました。仕事にするなら、“やりたいこと” 以上に “向いていること” がよいのではないかと考えていたので、自分の身長を生かしてモデルに挑戦したいと思いました」

− その後テラスハウスへの出演が決まり、活動の幅が広がりましたね。それまでご実家暮らしだったそうですが、シェアハウスでの暮らしに不安はありませんでしたか?

「ありましたが、それでもやってみようと思ったのは、人生で一度くらいこういう挑戦があってもいいんじゃないかと思ったからです」

− 共同生活を経験して、大変だった点と楽しかった点を教えてください。

「人と寝るのがちょっと苦手で、1カ月くらいはあまり寝られなかったところですね。昔、サッカーの合宿でもなかなか寝られず苦労したのを思い出しました。あとはやっぱり、洗い物やゴミ出しを誰がやるかという部分は共同生活の難しさだと思います。

一方で、夜遅くまでお互いの悩みや考えについて話したり、純粋にごはんを一緒に食べたりするのは楽しかったです。『家に早く帰りたいな』と思えました」

− その後、ご実家に戻ってからも続いた習慣などはありますか?

「リビングなどの共有スペースに、自分の物を散らかさなくなりました。ちゃんとまとめて、他の家族のスペースを確保しています」

− 現在、またお引越しを検討中だと伺いました。

「そうなんです。早く自立したくて。でも、気になった物件を見つけて問い合わせても、おとり物件*だったりして思うように進んでいません」

*おとり物件:不動産ポータルサイトに掲載されているものの、すでに契約済みなどの理由で実際に借りることができない物件のこと

− セルフ内見型賃貸サイト「OHEYAGO(オヘヤゴー)」をぜひご利用いただきたいです! おとり物件ゼロ(注1)ですし、不動産屋さんに行かなくてよいので、隙間時間に内見もできますよ! 鈴木さんは、引っ越すならどんな物件がよいですか?

「僕、白い部屋が好きなんですよね。家具も全部、白いです。なので白い壁紙に、フローリングも明るい色のほうがよいなあと思います。街に強いこだわりはありませんが、神楽坂のような日本的な雰囲気がある街には惹かれます」

(注1)募集終了となった後、管理会社が登録している物件情報を更新するまで、また、システムがOHEYAGOに更新された物件情報を反映するまでの間は、OHEYAGOに募集終了となった物件情報が掲載されている場合もございます。

− よくある希望条件ですが、バス・トイレ別がよいとか、駅近がよいとか、コンロは2口以上がよいとかはどうでしょうか?

「バス・トイレは別がいいですね。散歩が好きなので、駅近でなくても全然気にならないです。自炊もほとんどしないので、コンロも1口でいいかな……。あ、でも最近お仕事でチャーハンを作る機会があって練習したので、チャーハンは割と作ります」

− チャーハンは一度に炭水化物・たんぱく質・野菜がとれますから、一人暮らしには大きな味方ですよね……!

芸能界でも、自分らしく生きる

− 今後は俳優のお仕事にもっと力を入れていきたいのですよね。

「はい。最初は向いていないかなと思っていたのですが、演技のレッスンを受けていくうちに奥深さを知り、好きになっていきました。少しの出演でもよいから、いろんな作品に出るのが目標です。そのためにはもっとスキルを磨かなくてはいけないので、どうやったらうまくなれるかなど、毎日いろいろと考えています」

− 鈴木さんはどのような映像作品がお好きなんですか?

「俳優をめざしたきっかけになった作品は、内田けんじ監督の日本映画『鍵泥棒のメソッド』です。作中で『演技っていうのは、その人物になりきることによって、まったく違う人生を経験できるんですよね』というセリフがあって、俳優という仕事の魅力に気づかされました。ほかには……気持ちが沈むような映画が結構好きですね。あんまりよくない終わり方の作品をよく見ます」

− 終わり方といえば、鈴木さんのツイートはいつもやや自虐的なオチがついていて、独特の味がありますよね。文字数制限がある中で、巧みに書かれているなあという印象なのですが、ツイート内容はどのように決めているのですか?

「毎日散歩をするので、歩きながら、今日何があったかなあと考えをまとめています。もちろん何もない日もあるので、そういうときは過去のことを思い返してネタを探しています」

− 最後に、芸能活動をしていくうえでの鈴木さんのモットーを教えてください。

「芸能界にはキラキラしているイメージがあると思うのですが、自分はあくまで自分らしく、普通の人として生きていきたいと思っています。芸能界だからといって、スーパーマンみたいな人ばかりじゃなくてもいいじゃないですか。そのほうがみなさんにも共感してもらえると思うし、自分のような “普通の人間” が芸能界でどこまで成功できるのか、自分自身も興味がありますから」

“普通の人として芸能活動をしたい” ということばが非常に印象的だった今回の取材。今後一人暮らしを実現させたり、俳優のお仕事にどんどん挑戦したりするなかで、鈴木さんのツイートがどのように変化していくのか。個人的にはそれがとにかく楽しみです。

Written by 鈴木 紀子 Photo by 今井 淳史

 

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